みなさんこんにちは!
連載としてFP(ファイナンシャルプランナー)3級の資格試験に対応する内容を解説していきたいと思います。
FP試験の内容は日常生活にも深く関わってくる内容が多いので、資格取得を予定していない方でもQOLアップにつながる内容が多いと思いますのでぜひ参考にしてください! 私が独学でFP2級に1ヶ月で合格した経験をもとに、同じように独学でがんばっている方など少しでも多くの方の受験の手助けになれたら嬉しいです!
※試験範囲は変更・追加となる場合がありますので、常に最新情報のチェックをお願いします。
今回は「企業年金その他の年金」についてです。
公的年金(国民年金・厚生年金)に上乗せして、より豊かな老後を送るための制度を学んでいきましょう!
1. 企業年金とは?
企業年金は、従業員の退職後の生活の安定を目的として、企業が独自に設けている年金制度です。大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
- 確定給付企業年金(DB) 将来受け取れる年金額が「あらかじめ確定している」制度です。運用は企業が行うため、もし運用成績が悪くて給付額に不足が生じた場合、企業がその不足分を負担します。(従業員にとっては安心ですね!)
- 企業型確定拠出年金(企業型DC) 毎月積み立てる掛金(拠出額)が「確定している」制度です。こちらは従業員が自ら金融商品を選んで運用するため、将来もらえる金額は「運用成績次第で変動」します。
厚生年金基金について 以前は多くの企業で採用されていましたが、企業が重い運用リスクを負うため、現在は新規設立が認められておらず、多くの企業が廃止または他の制度へ移行しています。
また、主に中小企業が従業員の退職金を準備するための国の制度として、中小企業退職金共済制度(中退共)などもあります。
2. 自営業者などの年金(第1号被保険者向け)
自営業やフリーランスの方(国民年金の第1号被保険者)は、会社員のような厚生年金がないため、老後資金を自分で手厚く準備する必要があります。
- 国民年金基金 国民年金に上乗せして加入できる公的な年金制度です。
- 加入資格:国民年金の第1号被保険者であること(※保険料の免除者や納付猶予者は加入できません)。
- 掛金の上限:月額68,000円まで。
- 給付の種類:一生涯受け取れる「終身年金」と、一定期間受け取れる「確定年金」があります。
3. 個人が自ら加入する年金(iDeCo)
個人が自ら老後資金を作るための制度として、近年大人気なのが個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))です。
- iDeCo(個人型確定拠出年金) 毎月自分で掛金を出して、自分で運用商品を選び、60歳以降に受け取る制度です。FP3級試験でも頻出の「3つの強力な税制優遇」があります。
- 積立時:掛金が全額所得控除になります(小規模企業共済等掛金控除)。
- 運用時:運用で得た利益が全額非課税になります。
- 受取時:年金で受け取れば「公的年金等控除」、一時金で受け取れば「退職所得控除」が使えます。
💡 改正のポイント:iDeCoの加入要件と限度額の緩和
FP試験では、最新の法改正がよく狙われます!iDeCoに関する近年の重要な変更点をおさえておきましょう。
- 会社員のiDeCo加入がしやすくなりました これまで、企業年金(DBなど)がある会社の従業員はiDeCoに加入しづらい制限がありましたが、法改正(2022年〜2024年末にかけて段階的に施行)により、原則として掛金月額「20,000円」までiDeCoに加入できるよう上限額のルールが統一・緩和されました。
- 加入可能年齢の拡大 以前は60歳未満まででしたが、現在は国民年金に加入している方であれば「65歳未満」までiDeCoに加入できるよう年齢要件が引き上げられています。
⚠️ 間違いやすいポイント:控除の名前と掛金の上限額
- 控除の名称にご注意! 国民年金基金の掛金は「社会保険料控除」ですが、iDeCoの掛金は「小規模企業共済等掛金控除」です。試験でよく入れ替えて出題されるので注意しましょう。また、どちらも給付を受け取るときは「雑所得」として課税対象になります。
- 第1号被保険者の掛金上限 自営業者が「国民年金基金」と「iDeCo」の両方に加入する場合、掛金の上限は「合計して月額68,000円」までとなります。それぞれ68,000円ずつ(合計136,000円)かけられるわけではないので要注意です!
まとめ
ひとまずここまでで3級としての「ライフプランと資金計画」の分野は一区切りとなります! 濃い内容だったかと思いますが、これでも3級向けにかなり内容は絞ってあります。2級以降になるとより詳細に学ばなければなりませんが、ひとまずの試験対策としては問題ないでしょう。 また最後に余裕があれば、年金の部分、特に特別支給の老齢年金や寡婦年金等の分野を掘り下げていくといいと思います。
次回も引き続き、FP3級合格に向けたポイントを分かりやすくお伝えしていきますので、一緒に頑張りましょう!
📝 本日の確認クイズ
問題 自営業者であるAさん(国民年金の第1号被保険者)は、老後資金を準備するために「国民年金基金」と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の両方に加入することを検討しています。この場合、2つの制度の掛金を合わせた月額の拠出限度額はいくらになるでしょうか?
- 月額 23,000円
- 月額 68,000円
- 月額 136,000円
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A.2番「月額 68,000円」


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