みなさん、こんにちは! FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験対策講座へようこそ。
FP試験で学ぶ「リスクと保険」の分野は、私たちの生活の土台となるお金の知識が詰まっています。特に生命保険は多くの方が加入していますが、意外と「どうやって保険料が決まっているのか」まで知っている方は少ないものです。
今回は、保険料計算の裏側にある「3つの予定率」と「保険の基本原則」について解説します!一見難しそうですが、仕組みがわかると保険選びの視点も変わりますよ。
独学で頑張る皆さんのサポートができるよう、専門用語を噛み砕いてお伝えしますね!
1. 保険料を決める「2つの大原則」
生命保険は、みんなで少しずつお金を出し合って、もしもの時に助け合う「相互扶助(そうごふじょ)」の精神で成り立っています。この仕組みを支えるのが、以下の2つの原則です。
- 大数の法則(たいすうのほうそく) 個人の死亡率はバラバラでも、大勢集まれば一定の確率に収束するという統計的な法則です。「サイコロを振る回数が増えるほど、1~6が出る確率が6分の1に近づく」のと同じです。
- 収支相当の原則(しゅうしそうとうのげんそく) 「集める保険料の総額」と「支払う保険金等の総額」がイコールになるように計算するという原則です。保険会社はこれに基づいて、将来の支払いに備えています。
★注意点:保険料と保険金の違い 試験で迷わないように確認!
- 保険料: 私たち契約者が保険会社に支払うお金。
- 保険金: もしもの時に保険会社から受け取るお金。
2. 保険料はどうやって計算される?「3つの予定率」
保険料は、将来の支出を見越して、以下の3つの基礎率(予定率)に基づいて計算されます。ここはFP3級試験の超重要ポイントです!
| 基礎率 | 内容 | 保険料への影響 |
|---|---|---|
| 予定死亡率 | 年齢や性別ごとの死亡データに基づく確率 | 高いと保険料は高くなる |
| 予定利率 | 運用によって得られるであろう収益の予測 | 高いと保険料は安くなる |
| 予定事業費率 | 人件費や運営費などの経費率 | 高いと保険料は高くなる |
ここがポイント! 特に「予定利率」は、昔のバブル期のように金利が高かった頃は、保険料がとても安く設定されていました。逆に、予定利率が低い現代では、保険料が高くなりがちという特徴があります。
3. 余ったらどうなる?「剰余金(じょうよきん)」と配当
保険会社は、万が一に備えて「少し余裕を持った」計算をしています。そのため、実際には見込みよりも支払いが少なくて済むことが多く、これを「剰余金(利益)」と呼びます。この剰余金が発生する原因は、主に以下の3つです(これを剰余金の3源泉と呼びます)。
- 死差益(しさえき): 予想より死亡者が少なかったことで生じる利益
- 利差益(りさえき): 予想以上に運用で利益が出たことで生じる利益
- 費差益(ひさえき): 予想より経費が少なくて済んだことで生じる利益
この剰余金を契約者に還元するものが「契約者配当金」です。配当金がある保険を「有配当保険」、ない保険を「無配当保険」といいます。
復習クイズ:理解度をチェック!
今日の学びを確認してみましょう!
Q. 生命保険料の計算において、以下の記述のうち正しいものはどれでしょうか?
- 予定死亡率が高いほど、保険料は安くなる。
- 予定利率が高いほど、保険料は安くなる。
- 予定事業費率が低いほど、保険料は高くなる。
(答えは下にスクロール!)
. . . . .
【答え】2
解説:
- 1:死亡率が高い(=早く亡くなるリスクが高い)と、保険料は高くなります。
- 2:予定利率が高い(=運用で利益が見込める)と、その分を保険料から差し引けるため、保険料は安くなります。
- 3:事業費率(経費)が低いと、コストがかからないため保険料は安くなります。
いかがでしたか? 「予定利率が高いと保険料が安くなる」というのは、今後の保険選びでも役立つ知識です。ぜひ覚えておいてくださいね!


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