【FP3級】10種類の所得を徹底解剖!計算式の基本ルールと攻略法【タックスプランニング】

FP試験対策講座

みなさん、こんにちは! FP(ファイナンシャルプランナー)資格試験対策講座へようこそ。

今回は、前回に引き続きタックスプランニング分野の「所得の分類と計算(後編)」をお届けします! FP試験の内容は、知っているだけで日々の生活に直結し、QOL(生活の質)をグッと上げてくれるものばかり。資格取得を目指す方はもちろん、「税金の仕組みを知って賢く生きたい!」という方にもぴったりの内容です。

私自身、独学でFP2級に1ヶ月で合格した経験があります。その経験をもとに、皆さんが「なるほど、そういうことか!」と直感的に理解できるよう、噛み砕いて解説していきますね。

※学習上の注意:税制は毎年改正があります。常に最新(受験する年の法令基準日)の情報をチェックするようにしましょう。

前回は「所得税計算の全体像」を学びました。今回は、いよいよ「10種類の所得それぞれの計算方法」という細かい部分に踏み込んでいきます。
ここをマスターすれば、FP3級のタックス分野は大きな得点源になりますよ!


1. 所得計算の基本ルール(大原則)

まず、すべての基本となる大原則の計算式を頭に叩き込みましょう!

【基本の計算式】 収入金額 - 必要経費 = 所得金額

  • 収入金額: お給料の額面や、売上など、入ってきたお金の「総額」です。
  • 必要経費: その収入を得るために「かかったコスト」です。

基本はこの「引き算」なのですが、10種類の所得の中には「経費が認められないもの」「特別なオマケ(控除)が引けるもの」「計算の最後に半分(1/2)にするもの」など、それぞれ独自のルールが存在します。

ここからは、特徴ごとにグループ分けして見ていきましょう!


2. 10種類の所得と計算式まとめ

グループA:基本通り!「収入 - 経費」で計算する所得

まずは、大原則の通りに計算する素直なグループです。

  • ① 不動産所得
    • 計算式: 総収入金額 - 必要経費
    • 具体例: アパートの家賃収入や駐車場の貸付など。(※不動産を「売った」時の利益ではないので注意!)
  • ② 事業所得
    • 計算式: 総収入金額 - 必要経費
    • 具体例: 小売業や飲食業、フリーランスの事業の儲け。
  • ③ 雑所得
    • 計算式: 公的年金等の収入金額 - 公的年金等控除額(※年金の場合) または 総収入金額 - 必要経費(※副業などその他の場合)
    • 具体例: 公的年金、フリマアプリでの継続的な稼ぎ、印税など、他の9種類に当てはまらないもの。

グループB:経費の考え方が特殊な所得

FP試験で狙われやすい、ちょっと特殊な計算をするグループです。

  • ④ 利子所得
    • 計算式: 収入金額 (= 所得金額)
    • 具体例: 預貯金の利息や公社債の利子など。
    • 【間違いやすいポイント】 利子所得には必要経費が一切認められません! 収入がそのまま所得になります。
  • ⑤ 配当所得
    • 計算式: 収入金額 - 株式等を取得するための借入金の利子
    • 具体例: 株式の配当金など。
    • 【注意点】 引ける経費は「その株を買うために借金をした場合の利子」のみです。

グループC:サラリーマンと退職者のための所得

私生活でも馴染み深いですが、試験では「控除」の扱いに注意が必要です。

  • ⑥ 給与所得
    • 計算式: 収入金額 - 給与所得控除額
    • 具体例: 会社員のお給料やボーナス。
    • 【ポイント】 サラリーマンはスーツ代などの経費を一つ一つ計算するのが大変なため、年収に応じた「給与所得控除」という概算経費を差し引くルールになっています。
  • ⑦ 退職所得
    • 計算式: (収入金額 - 退職所得控除額× 1/2
    • 具体例: 勤務先から受け取る退職金。
    • 【間違いやすいポイント】 退職金は老後の大切な資金(担税力が低い)なので、税金が安くなるよう優遇されています。控除を引いた後に「さらに半分(1/2)にする」のを絶対に忘れないでください!

グループD:「特別控除(オマケ)」が引ける所得

最後に、計算式の最後に「特別控除額(最大50万円など)」というオマケを引くことができるグループです。

  • ⑧ 山林所得
    • 計算式: 総収入金額 - 必要経費 - 特別控除額(最高50万円)
    • 具体例: 5年以上保有していた山林を伐採して売った利益。
  • ⑨ 譲渡所得
    • 計算式: 総収入金額 - (取得費 + 譲渡費用) - 特別控除額(最高50万円)
    • 具体例: 土地、建物、ゴルフ会員権などを売った利益。(※「取得費=買った時の値段」、「譲渡費用=売るためにかかった仲介手数料など」です)
  • ⑩ 一時所得
    • 計算式: 総収入金額 - 支出した金額(経費) - 特別控除額(最高50万円)
    • 具体例: クイズの賞金、生命保険の満期保険金、競馬の払戻金など、一時的・偶発的な収入。

3. 本日のまとめと改正・注意ポイント

いかがでしたか?10種類もあると最初は圧倒されるかもしれませんが、グループ分けして「何を引き算するのか」に着目すると、意外とすっきり整理できますよ。

💡【改正のポイント&最新動向】 近年、働き方の多様化により「事業所得」と「雑所得(副業など)」の区分が厳格化されるなどの動きがあります。FP試験において計算式自体が大きく変わることは少ないですが、NISA制度の拡充(2024年〜)により「非課税となる配当所得や譲渡所得」の重要性が増しています。投資に関する非課税制度はセットで覚えておきましょう!


📝 復習クイズに挑戦!

今日学んだ内容の力試しです。〇か×でお答えください!

問題: 退職所得の金額は、「収入金額から退職所得控除額を差し引いた金額」である。〇か×か?





【解答と解説】 正解:× 退職所得は、収入金額から退職所得控除額を差し引いた後、さらに「1/2」を掛けた金額になります。税負担を軽くするための重要な優遇措置ですので、この「× 1/2」は試験でも頻出のひっかけポイントです。しっかり覚えておきましょう!


今回は少し細かい数式の話が続きましたが、これらはFP試験「タックスプランニング」の得点源になる超重要テーマです。まずは大枠のルールから、少しずつ頭に定着させていってくださいね。

それでは、次回は個別の所得からさらに踏み込んだ「所得控除」の世界へご案内します。お楽しみに!

この記事を書いた人

携帯販売の仕事をきっかけにお金の知識を身に着けたいと思いFP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験を受験、1ヶ月の集中勉強により見事FP2級に一発合格。
その後も人生のQOLアップを目指し、日商簿記2級や宅建士資格等の資格取得に成功。
これらの経験と資格をもとに多くの人のQOLをアゲたい!と思い当ブログを鋭意更新中です!

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