みなさんこんにちは!
当ブログでは、FP(ファイナンシャルプランナー)3級の資格試験に対応する内容を、分かりやすく解説していきます。
FP試験で学ぶお金の知識は、日常生活の「QOL(生活の質)」アップに直結するものばかりです!資格取得を目指す方はもちろん、「お金についてちょっと賢くなりたい」という方もぜひ参考にしてくださいね。 私が独学でFP2級に1ヶ月で合格した経験も踏まえ、勉強をがんばる皆さんの背中をポンっと押せるような記事をお届けします!
※税制などの試験範囲は法改正によって変更となる場合があります。常に最新のテキストや情報もあわせてチェックするようにしてくださいね。
1. 純損失の繰越控除とは?
今回は「純損失の繰越控除(じゅんそんしつのくりこしこうじょ)」について学習しましょう。
漢字が並んでいて難しそうに見えますが、簡単に言うと「今年の引ききれなかった大赤字を、来年以降の黒字から差し引いて(相殺して)いいよ!」という、納税者にとって非常にありがたい制度です。
前回の講座で学習した「損益通算(赤字と黒字のガッチャンコ)」を行っても、なお引ききれないマイナス(損失)が残ってしまった場合、その損失を翌年以降3年間にわたり各年の所得金額から差し引くことができます。
💡 具体例でイメージしよう!
- 1年目: 事業で200万円の赤字が出てしまった…。
- 2年目: 頑張って100万円の黒字(利益)が出た!
もし繰越控除がないと、2年目の100万円に対して税金がかかってしまいます。しかし、この制度を使えば「1年目の赤字200万円」のうち100万円を2年目にぶつけて相殺できるため、2年目の所得を0円(=税金ゼロ!)にすることができるのです。(残り100万円の赤字は、3年目以降に持ち越せます)
2. 繰越控除の対象となる金額
前提として、この制度の対象となるのは「損益通算の対象となる所得の赤字」に限られます。 以前の損益通算の語呂合わせで覚えた「富士山上(ふ・じ・さん・じょう)」の所得、つまり以下の4つで生じた損失が対象です。
- ふ:不動産所得
- じ:事業所得
- さん:山林所得
- じょう:譲渡所得
青色申告と白色申告での違い
ここがFP3級の試験で一番狙われるポイントです!申告方法によって、繰り越せる範囲が異なります。
- 🟦 青色申告の場合 純損失の全額を、翌年以降3年間繰越控除することができます。
- ⬜️ 白色申告の場合 原則として繰越控除できませんが、変動所得(海苔や真珠の養殖、原稿料など、年によって波が激しい所得)や、災害による被災事業用資産の損失など、ごく限定的なもののみが対象となります。
試験対策上は、「青色は全額OK!白色は特別なケースを除いて基本NG」とスッパリ分けて覚えておけばバッチリです。
3. ⚠️ 間違いやすいポイント・注意点
FP試験のひっかけ問題としてよく出る「注意点」をお伝えします!
「赤字の年だけ申告すれば、勝手に繰り越される」は間違いです! この純損失の繰越控除の適用を受けるためには、損失が生じた年分について「期限内に確定申告書を提出」し、かつ、その後も繰越控除を受けようとする年分まで「連続して確定申告書を提出」し続けなければなりません。
「今年は赤字で税金ゼロだから、申告しなくていいや~」と申告をサボってしまうと、この権利は失われてしまいますので注意してくださいね。
4. 💡 改正のポイント・最新動向
純損失の「翌年以降3年間」という基本ルールは、長年変わらないタックスプランニングの超重要・鉄板ルールです。直近でFP3級の試験に影響するようなこの根幹ルールの法改正はありません。
ただし、災害時等における「雑損失の繰越控除」や各種特例などは、大きな災害があるたびに要件が緩和されたり、特例が設けられたりすることがあります。とはいえ、FP3級の試験ではまずは「青色申告=純損失を3年間繰り越せる」という王道をしっかり固めることが合格への最短ルートです!
まとめ
今回は短めのテーマでしたが、前回の「損益通算」とセットで覚えておくと記憶に定着しやすいです。
「青色申告なら、引ききれない赤字は3年繰り越せる!」 このワンフレーズをしっかり頭に入れておきましょう!
📝 学んだ内容をチェック!今日の確認クイズ
【問題】 青色申告者が、損益通算をしてもなお控除しきれない純損失の金額が生じた場合、その損失の全額を翌年以降最長で何年間、繰越控除することができるでしょうか?
- 1年間
- 3年間
- 5年間
(答えは少し下にスクロール!)
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【答え】 正解は2.「3年間」です! 青色申告者は、純損失の全額を翌年以降3年間にわたって繰越控除することができます。適用を受けるためには、連続して確定申告を行う必要があることも併せて思い出せたら完璧です!
次回もこの調子で、楽しくFPの知識を身につけていきましょう!お疲れ様でした!


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